2023年11月19日

田中涼子「光の方へ」に寄せて

田中涼子「光の方へ」に寄せて

ジネンギャラリーで開催された、田中涼子「光の方へ」に展示された銅版画、ガラス絵の作品群に、ボクは「祈り」のようなものを感じた。

淡い青を基調とした、主として小鳥が登場する静謐な作品世界は、どこまでも透明でありながら、一筋の光を追い求めている。

その光をもとめる志向がボクには「祈り」のようにみえるのだ。

柔らかい線で描かれたさまざまなモチーフは、どこまでもファンタスティックな様相を示しながら、作家自身の優しくも凛とした感性をさししめしつつ、冷ややかな現実世界と対峙してもたじろぐことがない。

気のせいだろうか、小さなガラス絵たちは、ボクには宗教画のようにすらみえた。

沁み入るような光をかんじさせる展覧会だった。
posted by りき at 01:41| ロンドン ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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