2017年02月17日

田中啓介作品集刊行のお知らせ

夭折の少年ダダイストの作品集成、田中啓介『造園学のリボンをつけた家』

         田中啓介モダニズム作品全集

書名:造園学のリボンをつけた家
           ――田中啓介モダニズム作品全集
著者:田中啓介
校閲:善渡爾宗衛
資料協力:カトウジン
解説:沼田とり
表紙デザイン:夏目ふみ
判型:A5版・160頁
予価:6,000円
刊行予定:2017年3月初旬。
限定100部

まぼろしの「少年ダダイスト田中啓介」。
稲垣足穂の「バンダライの酒場」は、大正十四年五月発行『ゲエ・ギムギガム・フルルル・ギムゲム』に掲載されました。その足穂の紹介で田中啓介は、「こはれた玩具の話」によってデビューし、大正の末から昭和の初期にかけて、彗星のように駈けぬけました。石野重道にも連なる田中啓介は、その掲載誌が『G・G・P・G』『文芸耽美』『クロネコ』『ドノゴトンカ』『狐市街』『MAVO』『戦車』『薔薇魔術学説』『影』『海の晩餐』など、どれも、超稀購モダニズム同人誌への執筆ばかりでしたので、作品の収集は絶望的だとされていました。今回、北園克衛研究家であるカトウジン氏の協力により、東都我刊我書房で、はじめて、詩・コント・小説・散文が集成されることになりました。解説は、稲垣穂足の研究家である
沼田とり氏にお願いしました。極小部数での発刊となりますので、お買い逃しのなきよう、よろしお願い申し上げます。

書肆盛林堂さんにて、二月下旬に予約開始予定。

井山さんからの告知がでました。これの製作にも、関係してます。
並行して、進めている本のひとつです。
私は、本文組み作業の一部、関係各所の調整を。
内容は、足穂の仲間だなあとわかる傾向のものばかり。
キラキラしたものが、文章の端々にうかがわれます。
モダニズム文学の逸品は、どこか、輝くところがあります。たぶん、それは、かつて、新しさの極みだったものが、時間を経て、質を変えたからだと思います。
懐しさを湛えるようになるのです。未来はどこか懐かしい。
posted by りき at 06:18| ロンドン | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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